スーパーで停職中の店員が発砲、2人死亡 米ミシシッピ州
(CNN) 米南部ミシシッピ州サウスヘイブンにあるスーパー大手ウォルマートの店内で30日午前、数日前に停職処分となっていた店員の男(39)が発砲し、撃たれた従業員2人が死亡、警官1人が負傷した。
男は店内で1人、外でもう1人を撃って殺害した疑い。検察によると、近く正式に起訴される見通しだ。
地元警察責任者によると、負傷した警官は防弾ベストで助かった。経過は順調だが当分の間は入院が続くとみられる。
容疑者も銃撃で負傷して病院へ運ばれたが、容体は明らかでない。
店内には当時、約60人の従業員がいた。警察は通報から3分で現場に到着し、容疑者を捜したという。居合わせた客の1人は、十発以上の銃声が聞こえたと話している。
検察によれば、容疑者に犯罪の前歴はなく、当局が押収した銃は合法的に購入されていた。
ウォルマートの報道担当者によると、容疑者は最近、別の従業員に刃物を見せたとして停職処分を受けていた。地元市長は、容疑者が上司に個人的なうらみを持っていたとの見方を示した。
サウスヘイブンはテネシー州境に近い人口4万9000人の街。地元警察と消防は2週間前、銃撃事件を想定した訓練を実施したばかりだった。警察責任者は、この訓練によって被害の拡大を食い止めることができたと話している。