米ウーバー、マーケティング部門で400人削減
ニューヨーク(CNN Business) 米配車サービス大手ウーバーは29日、全世界のマーケティング部門で計400人前後の人員削減を計画していることを明らかにした。
米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報じ、ウーバーが同日確認した。
マーケティング部門を再編成する方針の一環で、現在1200人規模の同部門が3分の2ほどに縮小される。コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)はCNN Businessが入手した従業員あてのメールで、「ウーバーにとってマーケティングの重要性が下がったからではない。その正反対だ」と説明している。
同社は今年5月の新規株式公開(IPO)が不発に終わり、上場企業として初の四半期決算も10億1000万ドル(約1100億円)の赤字。主力のライドシェア事業は前年比9%の増収にとどまった。4~6月期決算は来週発表される。
コスロシャヒ氏はメールの中で、成長が鈍化しているとの見方が広まっていることを認めた。
同社は先月、昨年から最高マーケティング責任者(CMO)を務めていたレベッカ・メッシーナ氏ら幹部2人の退任を発表。コスロシャヒ氏はマーケティングや広報部門を統合するためと説明していた。