幼児連れ去り容疑で運転手逮捕、「子どもは売られた」と主張 米
(CNN) 米ペンシルベニア州の警察は3日までに、配車サービスに登録する運転手の女(25)を男性乗客の子どもを連れ去った容疑で逮捕した。しかし容疑者は、父親がこの子を別の人物に売ったと主張している。
警察の調べによると、男性は8月31日午後、娘を連れて配車サービス大手「リフト」と「ウーバー」のステッカーを張った車に乗ったと話している。
男性の話によると、下車した後でチャイルドシートから娘を降ろそうとしたが、運転手は娘を乗せたまま走り去った。運転手の携帯に電話をかけようとしたが応答がなかったため、警察に通報したという。
警察は同日夜、検問中に運転手を拘束したが、車内に女児の姿はなかった。
容疑者の供述によれば、父親は娘をある人物に1万ドル(約106万円)で売ったと話していた。娘を相手に送り届けてほしいと頼まれ、指示通り別の女性に引き渡したという。
女児の祖母はCNN系列局の取材に対し、容疑者の話は事実でないと主張した。
女児はまもなく2歳になるとみられる。髪と目の色は黒で、身長約90センチ、体重約14キロ。警察が行方を捜している。
ウーバーにコメントを求めたが、すぐには返答はなかった。リフトの広報担当はCNNに対し、事件はリフトのプラットフォーム上で起きたものではないが、女によるリフトを通じた運転を禁止する措置を講じたと回答した。