警官になりすまし交通検問、18歳男を逮捕 米ニューメキシコ州
(CNN) 米ニューメキシコ州の警察は4日までに、同州アルバカーキの保安官代理になりすまして交通検問を行ったとして、10代の男を逮捕したことを明らかにした。この様子を捉えたボディーカメラの映像も公開している。
CNN系列局KOATが入手した訴追状によると、ブレンデン・ウィシンスキー容疑者(18)は先月9日に逮捕され、保安官になりすました罪で成人として訴追された。
ウィシンスキー容疑者はフェイスブックでコメントを求められたものの回答しなかった。罪状認否では無罪を主張している。
訴追状によると、地元警官が午前0時30分に市内の通りを車で走行していたところ、赤と青のライトを点灯させた車両が交通検問を実施しているとみられる現場に遭遇した。
警官の車が横を通り過ぎると、ウィシンスキー容疑者は手を振ったという。そこで警官は引き返し、車を止めて何が起きているのか確認した。
ウィシンスキー容疑者は「通常の服装」をしており、ベルトには星形のバッジを付けていた。警察の調べに対し、アルバカーキがあるベルナリオ郡の保安官事務所(BCSO)に3年間勤務していると主張。交通検問実施の理由については、停車させたスポーツ用多目的車(SUV)が時速190キロを出していたためだと説明した。
BCSO関係者の現場到着を待つ際、ウィシンスキー容疑者は1994年生まれと主張したが、後の調べで2001年生まれであることが確認された。
容疑者は最終的にBCSOの職員でないことを自ら認め、バッジはインターネットで購入したと白状したという。
弁護士によると、容疑者は自己誓約により保釈された。次回出廷は11月6日に予定されている。