ごみ屋敷に子ども3人と動物245匹、ハエとノミに糞尿だらけ 米フロリダ州
(CNN) 米フロリダ州の民家で幼い女の子3人が、ごみの山の中で245匹の動物と一緒に生活しているのが見つかった。
同州エッジウォーター警察によると、子どもは3人とも10歳未満。家の中には犬4匹とフクロモモンガ10匹、ヤマアラシ1匹、小鳥14羽、ネズミ83匹がいて、至る所にごみが散乱し、動物の糞尿(ふんにょう)にまみれていた。
家中どこもハエだらけで、子ども部屋は足首の高さまでごみが積もっていた。
子ども3人はこの家に、父母と父親のガールフレンドの大人3人と暮らしていたが、父親のグレッグ・ネルソン容疑者が20日、当局に通報して事態が発覚した。
グレッグ容疑者は警察の調べに対し、妻のスーザン・ネルソン容疑者と、ガールフレンドのメリッサ・ハミルトン容疑者の両方との関係を断とうと決め、子どもたちを連れて家を出たいと思ったが、母親が許さなかったと話している。
動物たちはケージに入れられたり家の中を歩き回ったりしていて、ほとんどがノミだらけだった。死んでいる動物も何匹かいた。家の中は強烈なアンモニア臭に満ちていた。
その後、子どもたちは親類に預けられ、動物たちは保護施設に移された。警察は子どもたちのために、保護施設は動物たちのために寄付を募っている。
大人は3人とも、児童虐待と動物虐待の疑いがかけられている。