大型犬のグレートデンに襲われ飼い主の女性死亡 米オハイオ州
(CNN) 米オハイオ州の住宅で、49歳の女性が死亡しているのが見つかった。警察は、女性が飼っていた大型犬のグレートデンに襲われて死亡したと断定した。
警察によると、同州南西部クリアクリークタウンシップのメアリー・マシューズさん(49)は、1日に自宅で死亡しているのが見つかった。
下半身には裂傷や噛(か)まれたような傷痕が何カ所もあり、警察は、マシューズさんが飼い犬に襲われたと断定した。
マシューズさんの自宅にはデッキの囲いの中に大型犬のグレードデンが2頭いて、家の中の至る所で血痕や血の付いた衣類が見つかった。
夫のマークさんは、意識を失って倒れている妻を発見して警察に通報した。マークさんは10月30日から郡の刑務所にいて、1日に自宅へ戻ったところだった。
マークさんは警察の調べに対し、黒い方のグレートデンは「狂暴」だと証言、自分の右腕にある噛み痕を見せ、「妻は小柄なので、1人でいるところを襲われれば防ぎきれなかったかもしれない」と話している。
マークさんがCNN系列局のWLWTに語ったところによると、2頭は2年ほど前に引き取った保護犬で、マークさんは処分したい意向だったが、動物好きのマシューズさんが許さなかったという。
警察は、マシューズさんが犬たちに襲われ、2匹を家の外に追い出すことはできたものの、噛まれたけがのために死亡したと見ている。マシューズさんが着替えをして、タオルで血を拭き取ろうとした痕跡もあった。
マシューズさんには慢性アルコール依存症の症状があり、正常な判断力がはたらかずに助けを呼ぶことができなかった可能性があると警察は見ている。
WLWTによると、2頭の犬は安楽死させられた。