全米で相次ぐハクトウワシの鉛中毒、年間数百万羽の鳥類に影響

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ハクトウワシが空を飛ぶ様子/Bruce Bennett/Getty Images North America/Getty Images

ハクトウワシが空を飛ぶ様子/Bruce Bennett/Getty Images North America/Getty Images

中毒の程度によっては、薬物を注入して血中の毒素を体外に排出させるキレート療法で回復するワシもいる。しかしあまりに苦痛が大きい場合は安楽死させ、多くは治療の甲斐なく命を落とす。

米鳥類保護団体によると、全米で鉛中毒の影響を受ける鳥類は、ハクトウワシを含めて年間に何百万羽にも上る。特に鉛中毒が増えるのはシカ猟のシーズンだが、年間を通じて全米で問題になっているという。

対策は、鉛を使わない弾丸を使用することの大切さについて、ハンターを啓発するしかなさそうだと専門家はみる。ただ、銅弾はネット通販では購入できるものの値段が高く、実店舗で見つけるのは難しい。

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