これから2週間は「痛みを伴う」厳しい状況、死者10万人超を予想 米大統領
ソーシャルディスタンスのガイドラインには、人混みを避けることや在宅で勤務することなども含まれる。期間は4月30日までとなる見通し。
トランプ大統領が3月に発表したソーシャルディスタンスのガイドラインは当初15日間としていたが、大統領は29日に、期間を30日間延長すると発表していた。
対策本部を率いるペンス副大統領は同日の記者会見で、現在は1日に10万人が検査を受けていることを明らかにした。
トランプ大統領が育った場所に近い米ニューヨーク市クイーンズ地区の病院は、新型コロナウイルスの患者であふれ返り、医師や看護師が対応に忙殺される状況に陥っている。トランプ大統領はこの光景を見せられたことも一因となって、ソーシャルディスタンスの対策を延長する必要があると判断した。
トランプ政権はさらに、一般の人がマスクをする必要はないとしてきたこれまでの判断を覆し、国民にマスクの着用を呼びかけることも検討している。