収監先の新型コロナ対策で釈放の男、殺人容疑で翌日逮捕 米フロリダ州
(CNN) 米フロリダ州で刑務所などでの新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、微罪の受刑者らを釈放した措置の対象となった男が、翌日発生した殺人事件の容疑者として逮捕され、再び収監された。
法廷文書によると、ジョセフ・ウィリアムズ容疑者(26)はもともと先月13日、ヘロインと吸引具を所持していた容疑で逮捕された。しかし同19日、拘置所内での感染拡大を抑える目的で微罪の100人以上が釈放された際に出所していた。
現地のCNN系列局によれば、近くの住宅地で同20日、銃声が聞こえたとの通報があり、出動した警察が男性の遺体を発見。同容疑者は今月12日、この事件に関連した殺人や銃器、ヘロイン所持などの疑いで逮捕された。
同容疑者は過去に多数の逮捕歴があり、容疑は計35件に上っている。
地元保安官は、全米各地の裁判所や捜査機関が公衆衛生と治安維持のバランスを取る困難な判断を迫られていると訴えた。