大統領選予備選実施絡みで19人感染、米ウィスコンシン州

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今月7日、間隔をあけて列を作るウィスコンシン州予備選の投票者/Scott Olson/Getty Images

今月7日、間隔をあけて列を作るウィスコンシン州予備選の投票者/Scott Olson/Getty Images

(CNN) 米ウィスコンシン州の保健衛生当局は23日までに、今月7日に実施された米大統領選の民主党予備選の投票に絡み少なくとも19人の新型コロナウイルスの感染が判明したと報告した。

陽性反応を示したのは投票所に赴いた有権者や投開票作業などの従事者だった。

感染がわかったのは4月9日以降で、当局幹部によると19人のうちの一部は投票所以外での他者との接触も有り得たことを報告。この要因を踏まえ投票所の接触が陽性反応につながったのかは確信を持って知り得ないとの見方を示した。

新型コロナが蔓延(まんえん)する中での同予備選実施は批判も招いていた。同州のトニー・エバーズ州知事(民主党)は感染拡大を案じて6月までの延期をギリギリまで主張。ただ、議会の共和党勢力が法廷闘争まで起こし予定通りの実施に持ち込んでいた。

知事は密集を避ける自宅待機や他人との一定の距離を保つ措置も命令済み。同州の主要都市ミルウォーキーで実施された予備選ではマスク姿が多数の有権者が列を作ってもいた。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、22日時点で同州内で確認された感染者数は4600人以上で犠牲者は244人。いずれもミルウォーキー郡が最多。予備選の投票が実施された段階では感染者が2500人超、死者は85人となっていた。

ウィスコンシン州の第7選挙区では来月12日に連邦議会選の補選も予定され、実施の方向となっている。ただ、投票所が地方部にあって低投票率が予想され、感染者数も少ないことなどから感染対策への影響では予備選と大きな違いがあるとの指摘も出ている。

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