米軍機、アラスカ沖でロシア爆撃機をインターセプト 先週に続き
ワシントン(CNN) 北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は17日、アラスカ州沖の防空識別圏にロシアの2つの爆撃機編隊が進入する事案があり、米軍機がインターセプト(進路妨害)を行ったと明らかにした。アラスカ沖では先週も同様の事案が起きたばかり。
この事案は16日夕に発生。NORADによると、最初の編隊は爆撃機2機、戦闘機2機、早期警戒管制機1機で構成されていたという。
2つ目の編隊は、爆撃機2機を別の早期警戒管制機1機がサポートする構成だった。ロシア機はアラスカ沖32カイリ(約59キロ)以内に進入したものの、公海上空にとどまり、米領空を侵犯することはなかった。
ロシア国防省のツイッターの投稿によると、これらの爆撃機は「チュクチ海、ベーリング海、オホーツク海および太平洋北部の公海上空で定期的な飛行」を行っていたという。
アラスカ沖では10日にも同様の事案が発生していた。ロシア機がカナダやアラスカの防空識別圏に進入したのは今年に入り8回目となっている。
3月には、アラスカ沖を飛行中のロシアの偵察機に対し、米国とカナダの戦闘機がインターセプトを実施。アラスカ沖では昨年も、ロシア軍機に対するインターセプトが複数回行われている。