コロナ感染、主要高速道沿いに拡大か 米研究者報告
(CNN) 米フィラデルフィア市の児童病院と米ペンシルベニア大学の研究者グループは18日までに、新型コロナウイルスの感染経路について高速道路をなぞるような形で拡大している兆候があるとの研究結果を明らかにした。
感染が進む米国内の計384郡の症例を追跡して得た研究結果としている。
活動規制を緩和すれば、住民が自宅に待機せず、他人と交流が増えれば、感染が拡大する事態を想定。この結果、症例は主要な交通路に沿った形で南から北へ移る兆候を突き止めたという。
これらの主要な交通路は同州東海岸では州間道95号線、南部では同85号線、西部では同5号線と同10号線ともした。
研究者グループは、関連データを毎週分析し、高速道路沿いに表出する傾向を把握したと指摘。交通量は分析していないとしながらも、興味を抱かせる傾向と形容した。
感染拡大の阻止に必要なのは在宅、マスク着用や手洗いなど感染の初期段階から勧告されてきた予防策と同じとみられるとも指摘。個人的な警戒心が重要とも説いた。
研究者グループの次の研究結果は17日に発表される見通し。