16歳少年、サメに襲われ負傷 米ノースカロライナ州
(CNN) 米ノースカロライナ州アウターバンクスで18日、家族と一緒に泳ぎに来ていた16歳の少年がサメに襲われ、負傷する出来事があった。現在は快方に向かっている。
父親によると、ニック・アーサー君は沖合約7.6メートルの砂州で波とたわむれていた際、悲鳴を上げ始めた。「最初は楽しくて叫んでいるのかと思ったが、彼の方を見るとサメがいた」と振り返る。
サメはニック君の太ももあたりに噛(か)みついたまま、離さなかったという。
助けに向かった父親はサメの鼻付近を蹴り、ニック君も素手で応戦。するとサメはニック君の太ももを離し、今度は手に噛みつこうとしたが、その隙にニック君は泳いで逃げることができた。
一家はノースカロライナ州ウィンストン・セーラムに近いオークリッジの自宅から、ハッテラス岬国立海浜公園を訪れていた。
国立公園局によると、ニック君は近隣の病院に搬送され、けがの手当てを受けた。太ももには40カ所にサメの歯形が残り、17針を縫う結果に。親指も縫う羽目になったほか、手にも歯でこすられた跡がある。
ただし父親は、息子は元気で後遺症の心配もなさそうだと説明。今回の件で海水浴に嫌気が差したということはないが、恐らく今後はあまり沖合に出ないようにすると話している。