ティックトック動画を撮影中の若者、袋詰めの遺体発見 米シアトル
(CNN) 米ワシントン州シアトルで先月、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を撮影中の10代の若者らが2人の遺体を発見する出来事があり、地元当局は10日までに、遺体の身元を特定した。
同州キング郡の検視当局によると、遺体で発見されたのはジェシカ・ルイスさん(35)とオースティン・ウェンナー(27)さんで、銃で撃たれてから数日が経過していた。
若者らは先月19日、動画を撮影中にシアトル西部の海岸で袋詰めにされたこれらの遺体を発見し、即座に警察に通報。CNN系列局のKIROによると、動画を投稿したのはその翌日だった。
通報を受け当局が現場に出動した。シアトル警察は声明で、水中で2つ目の袋が見つかったとしている。
シアトル警察の捜査員は、ティックトックの動画が翌日まで投稿されなかったことを確認。「動画があってよかった。若者らに事情を聴いたところ、情報の一部について裏付けが得られた」と説明した。
この捜査員によると、若者らは海岸で見つかった袋から異臭がしたため、警察に通報した。1時間半後に到着した警官隊がさらなる捜査を行ったところ、遺体の可能性があると判明し、検視当局などに連絡するに至ったという。
おばによると、ルイスさんは4児の母親で、8年前からウェンナーさんと交際していた。
おばは「2人とも性格の良い普通の人たちだった」「それがこんな目に遭うなんて」と嘆き、情報を持つ人は名乗り出てほしいと呼び掛けている。