ノースカロライナ州は接戦、ウィスコンシン州はバイデン氏リード 米世論調査
(CNN) 11月に行われる米大統領選で、ノースカロライナ州ではトランプ大統領と民主党候補のバイデン前副大統領が支持率で競っていることがわかった。もう一つの接戦州であるウィスコンシン州ではバイデン氏がリードしている。CNNの委託を受けた世論調査会社SSRSによる調査で明らかになった。
ノースカロライナ州では投票する可能性の高い有権者のうち、49%がバイデン氏を支持し、46%がトランプ氏を支持した。ウィスコンシン州では投票する可能性の高い有権者のうち、52%がバイデン氏を支持し、42%がトランプ氏を支持した。
ノースカロライナ州の有権者はそれぞれの候補者について長所と感じる部分があるようだ。投票する可能性の高い有権者のうち、経済政策ではトランプ氏に優位性があると考えている人の割合は52%。バイデン氏が優位と考えている割合は45%。
新型コロナウイルスへの対応と人種間の不平等の問題についてはバイデン氏に優位性があると考えている割合はそれぞれ52%と53%だった。トランプ氏に優位性があると考えている割合はそれぞれ46%と41%だった。
バイデン氏のほうが国をより団結させるとみる割合は54%で、トランプ氏は40%だった。
ウィスコンシン州では、バイデン氏のほうが国をより団結させるとみる人の割合が55%とトランプ氏の36%を上回った。人種的不平等への対応でもバイデン氏の支持は55%とトランプ氏の38%を上回った。新型コロナウイルスへの対応でもバイデン氏の支持は54%とトランプ氏に13ポイントの差をつけた。
今回の世論調査は9月9日から13日にかけてノースカロライナ州とウィスコンシン州に住む成人を無作為に抽出して行った。ノースカロライナ州では成人1006人に話を聞いて、誤差の範囲はプラスマイナス3.9ポイント。ウィスコンシン州では成人1006人に話を聞いて、誤差の範囲はプラスマイナス3.8ポイント。