トランプ氏、ブーイング浴びる 最高裁でギンズバーグ判事に弔意 

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ギンズバーグ連邦最高裁判事のひつぎが安置されている最高裁を訪れたトランプ氏/CNN

ギンズバーグ連邦最高裁判事のひつぎが安置されている最高裁を訪れたトランプ氏/CNN

(CNN) トランプ米大統領は24日、先週死去したギンズバーグ連邦最高裁判事のひつぎが安置されている最高裁を訪れ、同氏に弔意を示した。集まった人々からは「トランプを落選させろ」などのヤジが飛んだ。

トランプ氏は公の場ではマスクを付けないことが多いものの、この日はマスク姿で登場。付近に集まった人々の方に視線をやる場面もあった。メラニア夫人は真っすぐ正面を見据えていた。

トランプ氏が巨大なコリント様式の柱を背にひつぎの前に立つと、ヤジの声は一層大きくなった。夫妻はしばし黙とうをささげた後、再び大統領専用車に乗り込んでホワイトハウスに帰還。大統領執務室の前では、トランプ氏がメドウズ首席補佐官と活発に話を交わす姿も見られた。

トランプ氏が反対派と直接顔を合わせる機会はそれほど多くない。昨年、首都ワシントンで野球のワールドシリーズ第5戦を観戦した際に大ブーイングを浴びると、その後は自動車レース「デイトナ500」など、より友好的な雰囲気のスポーツ会場を訪れる日程を組んだ。

トランプ氏はホワイトハウスを離れる際、最高裁でヤジが飛んだ場面について聞かれ、ほとんど気付かなかったと主張。「あれは単に政治的なスローガンを連呼していただけだと思う。我々がいた場所からはほとんど聞こえなかった」と述べた。

ホワイトハウスのマクナニー報道官は記者会見でヤジに触れ、「ひどいものだったが、(ワシントンという)腐敗の中心部にいるので予想できたことだ」と述べた。大統領と一緒に全米各地を訪問する際には必ず、沿道に支持者が詰めかけているとしている。

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