オバマ前大統領、ワクチンを「絶対に接種する」 テレビ収録の可能性も示唆
(CNN) バラク・オバマ前米大統領は、新型コロナウイルスのワクチンについて、利用できるようになった際には絶対に接種するつもりだとの考えを明らかにした。国民の信頼を醸成するために動画での撮影を行う可能性も示唆した。
オバマ氏はシリウスXMのラジオ番組に出演し、国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長がワクチンが安全だと言えば、その言葉を信じると語った。
オバマ氏はファウチ氏と働いたことがあるなどと語り「完全に信頼している」とも述べた。
オバマ氏は、ワクチン接種に対するためらいが深刻な問題であることを認識しているようだった。保健の専門家の一部からは、黒人などのマイノリティーの人々が接種を避けるのではないかと懸念の声が出ている。
オバマ氏は、過去に黒人男性に対して行われた梅毒の実験に言及し、アフリカ系の人々が懐疑的なのはわかるとしながらも、ポリオやはしか、天然痘などでワクチンが効果を上げていると指摘した。
オバマ氏は接種の手本を示すことに問題はないと語った。「テレビ番組の中で接種したり、接種の様子を撮影したりするかもしれない。そうすれば、人々は私がこの科学を信用していることがわかる」と語った。