バイデン氏、選挙人投票を受け演説 「民主主義が勝利」

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バイデン氏。米大統領選の選挙人投票で過半数を確保したことを受けて演説した/Chip Somodevilla/Getty Images

バイデン氏。米大統領選の選挙人投票で過半数を確保したことを受けて演説した/Chip Somodevilla/Getty Images

(CNN) 米大統領選の選挙人投票で過半数を確保したバイデン前副大統領は14日夜、この結果を受けて地元デラウェア州で演説し、「米国の魂をかけた闘いに民主主義が勝利した」と宣言した。

バイデン氏は演説で「この国で昔、民主主義の火がともされた。そして今、たとえパンデミック(感染症の世界的流行)や権力の乱用など何があっても、その火を消すことはできないことが分かった」と述べた。

同氏はまた、トランプ大統領の陣営や支持者らが選挙結果を覆そうとして起こした法廷闘争や州議会への呼び掛けがことごとく不発に終わり、再集計でも大きな差は出なかったことを指摘。

テキサス州の司法長官が連邦最高裁に、ほかの激戦州で投じられた数百万票を無効とするよう求めた訴訟を例に挙げ、「かつてないほど極端」で「民意と法の支配を尊重すること、憲法を守ることを拒否する」姿勢だと批判した。

さらにトランプ氏や支持者による地方選挙当局者らへの攻撃を、「極めて不当としか言いようがない」と強く非難した。

それでも民主主義は勝ったと述べ、「われわれ国民が票を投じた。我が国の制度への信頼は保たれた。選挙は損なわれていない。今こそ次に進む時、団結と修復の時だ」と訴えた。

自身の勝利については改めて、一般投票で史上最多の8100万票以上を獲得し、トランプ氏に700万票の差をつけたと指摘。選挙人投票では306人と、2016年大統領選でのトランプ氏と同じ数を確保したと強調した。

次期政権発足後は新型コロナウイルスのワクチンを供給して感染拡大を抑え、困窮する国民への支援と経済回復に努めると表明した。

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