新型コロナワクチン接種の医療従事者にアレルギー反応 米国で初
今回の症例について米疾病対策センター(CDC)のジェイ・バトラー医師は記者会見の中で、「システムが非常にうまく機能した事例」と位置付けた。
米食品医薬品局(FDA)諮問委員会のポール・オフィット委員によると、米国に先駆けてワクチン接種が始まった英国では、アレルギー反応の症例が2例報告されていた。
「英国ではこのワクチンに対して深刻なアレルギー反応を起こし、過去にも深刻なアレルギー反応が出ていた人が数人いる」とオフィット氏は述べ、CDCは現在、過去に医薬品の注射で深刻なアレルギー反応が出たことのある人は、このワクチンの接種を受けないよう勧告していると指摘。「ワクチン接種を受けると約100万人に1人の割合で深刻なアレルギー反応が出ることがある。具体的に何がアレルギー反応を引き起こしているのかを探る必要がある」と話している。
FDA広報は、今回の事態について理解を深めるために、ファイザーやCDCと連携していると説明した。