米、B52爆撃機を中東に派遣 軍事力を誇示

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米中西部ノースダコタ州マノイット空軍基地から飛来したB52に中央軍の空中給油機KC135が給油する様子=12月30日/Roslyn Ward/AP

米中西部ノースダコタ州マノイット空軍基地から飛来したB52に中央軍の空中給油機KC135が給油する様子=12月30日/Roslyn Ward/AP

ワシントン(CNN) 米軍が核兵器の搭載も可能なB52爆撃機を中東に派遣したことがわかった。中東地域の軍事活動を担当する中央軍は声明で、今回のB52派遣について、米軍の地域の安全保障に対する関与を明確にし、短時間のうちに圧倒的な戦闘力を早急に展開する比類なき能力を実証したと述べた。

B52爆撃機は12月30日に米本土から派遣された。中東地域では、イランや、イラクにいるイランが支援する武装組織との間で緊張が高まっている。イランについては、1年前に起きたイラン革命防衛隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官の殺害に対する米国への報復を模索する可能性も懸念されている。

中央軍司令官は声明で、米国は引き続き戦闘に即応しうる戦力を中央軍の管轄地域に派遣すると言明。あらゆる潜在的な敵を抑止し、米国人や米国の国益を標的としたいかなる攻撃についても準備して対応できることを明確に示すことが目的だと説明した。

この動きにイラン最高指導者の軍事顧問を務めるホセイン・デフガン氏が反応。トランプ氏に向けたツイートで、「新年を米国人の服喪へと変えないように」警告すると述べた。今回の爆撃機の展開は直近45日で3回目となる。

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