米極右「プラウドボーイズ」のリーダー、器物損壊容疑で逮捕
(CNN) 米極右団体「プラウドボーイズ」のリーダー、エンリケ・タリオ会長が4日、先月のデモで黒人教会に掲げられていた反人種差別の横断幕を燃やしたとして、器物損壊容疑で逮捕された。
捜査当局者によると、タリオ容疑者は首都ワシントン市内で先月12日、大統領選の結果に抗議する大規模デモの後、教会前で横断幕が燃やされた事件に関連して逮捕された。
警察の報道官がCNNに語ったところによると、逮捕時に大容量の弾倉を2個所持していた容疑もかけられている。
タリオ容疑者は先月、ソーシャルメディア上の投稿で、弁護士の意向に反して、幕を燃やした本人であることを認めると宣言。警察に向けて「私のしたことが間違っていると思うならつかまえてみろ。一般市民に決めてもらおう」と、挑発的な言葉も書き込んでいた。
先月インターネト配信されたインタビューでは、自分が火をつけた行為を「誇りに思う」と述べていた。
プラウドボーイズは2016年に創設された極右団体。大統領選ではメンバーらが黒と黄色のポロシャツを着て、トランプ大統領の支持集会などに参加する姿がみられた。