米下院民主党、トランプ氏の弾劾決議案を提出 13日採決へ
しかし民主党のペロシ下院議長は11日の電話会議で、問責決議を検討する可能性を否定したとされる。同氏は10日、ペンス氏が修正25条の発動に応じなければ弾劾訴追の手続きを進めると明言していた。
ただし上院での弾劾裁判には時間がかかるため、20日に発足するバイデン次期政権の運営に支障をきたすことが懸念される。民主党内部では弾劾決議案が下院で採択されても、上院への送付を100日後まで先送りするべきだとする意見が出ていた。しかしホイヤー氏らは11日、ただちに送付したい考えを示した。
バイデン氏も11日の会見で、弾劾裁判によって新政権の閣僚任命などが遅れる可能性を認めた。そのうえで、上院に1日の半分を弾劾裁判、残り半分をそのほかの審議に充てる対応策を提案し、返答を待っているところだと述べた。