バイデン氏、19日のG7首脳会議に出席へ オンラインでコロナ対策協議
(CNN) バイデン米大統領は19日にオンライン形式で開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席し、新型コロナウイルスとの戦いや世界経済の復興策を協議する。
バイデン氏がG7首脳らとの会合に臨むのは、就任後初めて。
ホワイトハウスが14日夜に出した声明によると、同氏は協議の中で、新型ウイルスワクチンの生産、分配、供給での協調などに重点を置く構え。感染拡大で深刻な打撃を受けた経済の復興をめぐっては、「すべての先進国が復興への経済支援を維持すること」の重要性を訴える。
今年は英国がG7議長国を務める。ジョンソン英首相は週末の声明で、新型ウイルスという「共通の敵」との戦いで世界が協力するよう、オンラインの首脳会議を通して呼び掛けると表明した。
ジョンソン氏はまた「科学の飛躍的な進歩により、パンデミックを永久に終わらせるために必要なワクチンが開発された。世界各国の政府には、このワクチンを最大限に活用できるよう協力する責任がある。2021年が、人類がかつてないほどの協力で共通の敵を倒した年として記憶にとどまることを願っている」と述べた。
新型ウイルスの感染者は最近、世界で減少傾向にあるものの、ウイルスの変異株が各国のワクチン接種計画にどう影響するかが新たな懸念材料となっている。