税関でコーンフレーク摘発、砂糖の代わりにコカインまぶす 米
(CNN) 米税関・国境警備隊(CBP)は22日までに、南米から輸送された貨物の中に、砂糖の代わりにコカインをまぶしたシリアルを発見して押収したと発表した。
発表によると、オハイオ州シンシナティ港の税関で今月13日、コカインをまぶしたコーンフレーク約20キロ分を押収した。
南米ペルーから輸送された貨物を調べていたシンシナティ港湾局の麻薬探知犬が、香港の個人宅へ届けられる予定のシリアルに異常を検知。詳しく調べた結果、シリアルにまぶしてある白い粉末からコカインが検出された。
CBPによると、2020年に米全土の港湾で押収された麻薬は、1日当たり平均約1668キロに上る。
麻薬密輸組織はこれまでにも独創的な手段を使ってコカインの密輸を試みていた。
昨年7月にはイタリアの警察が、中身をくり抜いたコーヒー豆の中にコカインが隠されているのを発見。このコーヒー豆が入った小包は、ハリウッド映画に登場する架空のマフィアのボス宛てになっていた。