米国連大使、「米国の民主主義は強靭」 議事堂襲撃めぐり

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米国のトーマスグリーンフィールド国連大使/CNN

米国のトーマスグリーンフィールド国連大使/CNN

(CNN) 米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は1日、CNNの番組で1月の連邦議事堂襲撃事件について問われ、事件直後の議会の対応に米国の民主主義の強靭(きょうじん)さが表れていると述べた。

番組の司会者は、事件が同盟諸国の懸念を招いている可能性もあると指摘。米国の国連大使として、それをどう鎮めるかと質問した。

トーマスグリーンフィールド氏はこれを受け、事件は「私たち全員にとって非常につらい」光景だったが、議員らはその後、議場へ戻って職務を完遂したと指摘した。

議事堂では1月6日、大統領選の選挙人投票の集計中にトランプ前大統領の支持者らが乱入。審議は6時間近く中断したが、同日夜になって再開された。

同氏は、事件直後のこうした動きで「我が国の民主主義は強靭で力強いことが示された」と語り、「私たちはこのような事件があっても透明性を保ち、民主主義の下で前進できることが分かった。完璧ではなくても機能を果たし、誇ることのできる民主主義だ」と強調した。

トーマスグリーンフィールド氏はまた、サウジアラビア人記者殺害事件をめぐるバイデン政権の対応についても説明した。

殺害作戦を承認したとされるサウジのムハンマド皇太子に直接制裁を科していないとの批判に対し、バイデン大統領が就任から2カ月足らずの短期間に調査報告書の公表や関係者へのビザ(査証)制限などの行動を起こしたことを強調。今後さらに対応が強化されるとの認識を示した。

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