ミシェル夫人、メーガン妃の告白は「予想外ではなかった」
(CNN) 英国のヘンリー王子の妻メーガン妃が王室内で人種差別を受けたとの告白について、ミシェル・オバマ前米大統領夫人は16日放送のテレビ番組で「予想外ではなかった」と話した。
ミシェル夫人は米NBCのインタビュー番組でメーガン妃の告白についての感想を問われ、「人種問題は非白人の私たちにとって、この世界の新たな構成要素ではない。だからメーガン妃の気持ちを聞くことは、全くの予想外ではなかった」と答えた。
ミシェル夫人はさらに「私が望むこと、私が思うこと」として、王室とメーガン妃が何よりもまず同じ家族だという点を強調。「かれらに許しと癒やしがもたらされるよう祈ります。かれらがこのことを、私たちみんなの教訓の機会とすることができるように」と語った。
メーガン妃は米CBSテレビの番組で、息子のアーチ―君が生まれる前、王室内で肌の色を懸念する声があったなどと話して波紋を呼んだ。
王室はエリザベス女王の声明として、人種差別の指摘に「懸念」を表明し、「家族内で対処する」との考えを示した。ヘンリー王子の兄ウィリアム王子は、「私たちは決して人種差別的な家族ではない」とコメントしている。