米NY市のプライドパレード、警官排除を発表 2025年まで
ヘリテージ・オブ・プライドの報道担当者によると、NYPDとは25年あまり協力態勢を敷いてきたが、警官らの攻撃的な行動はこれまでもたびたび問題になった。人種差別への抗議運動が広がった昨年のイベントでは特に衝突が目立ったため、警官排除に向けた検討を進めてきたという。
プライドパレードは1969年、NYPDによるゲイバー捜索に同性愛者らが抗議した「ストーンウォール暴動」をきっかけに始まった。
昨年のパレードは新型コロナウイルス感染拡大を受け、バーチャル形式で開催されたが、今年は対面とバーチャルの併用で来月27日に予定されている。
NYPDの報道担当者は同団体の決定に「失望」を表明する一方、大規模なパレードの開催に合わせて交通安全や治安の確保を図る態勢に変わりはないと強調した。