襲撃後の議事堂を片付けた議員、着ていたスーツを博物館に寄贈
(CNN) 今年1月6日に起きた米連邦議会議事堂襲撃事件の直後、ごみ袋を片手に片付け作業を続ける姿が話題になった民主党のアンディ・キム下院議員が、この時着ていたスーツを国立スミソニアン博物館に寄贈すると表明した。
キム氏は事件発生から数時間後の同日深夜、建物の中を片付け始めた。ごみや壊れた調度品が散乱する光景を目にして、自分が民主主義と議事堂を守るという使命感から、約1時間半にわたって作業を続けた。
できる限り元通りにしなければ、前進するためにはそこが重要だ、という思いだったと、同氏は振り返る。
初代大統領のジョージ・ワシントンが打った礎石の銘板を前に、議事堂が建築以来数百年で最悪の状態にあることを思い知り、事件の重大さに改めて衝撃を受けたという。