コロナ禍への悲観的な見通しが再浮上 米世論調査

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新型コロナに対する懸念が米国内で再び高まっている/Matt Rourke/AP/FILE

新型コロナに対する懸念が米国内で再び高まっている/Matt Rourke/AP/FILE

(CNN) 米国民の間に最近、新型コロナウイルス感染をめぐる悲観的な見方が再び広がっていることが、2つの世論調査で明らかになった。

米ギャラップ社が先月19~26日、成人3475人を対象にオンライン形式で調査し、2日に発表した結果によると、米国内の感染状況が改善しつつあると答えた人は45%と、6月時点での89%から大幅に減少した。

悲観的な見方が楽観的な見方を上回ったのは、今年に入って初めて。ただし昨年は、改善しているとの回答が今回より常に少なかった。

米国内で旅行や学校、職場、イベントへの影響が来年まで続くと予想する人は、6月の17%から42%まで増えた。

自分自身が感染する心配が少しでもあると答えた人も、6月には17%まで減っていたが、先月の調査では29%に増加した。ただしこれも、ほぼ一貫して半数を超えていた昨年に比べれば、依然として低い水準にとどまっている。

米モンマス大学が先月21~26日に成人804人を対象に電話で実施した調査でも、同様の結果が2日に発表された。

ワクチン接種率の伸び悩みによる新たな感染拡大に少しでも懸念を抱いていると答えた人は65%と、6月時点の57%から増加している。家族が重症化することを少しでも心配しているとの回答も、6月の42%から53%に増えた。

新たな変異株への感染を少しでも心配している人は全体の48%。この割合はワクチンを1回以上接種したグループで57%だったのに対し、接種を拒否しているグループでは16%にとどまった。未接種で打つ予定があるか、まだ迷っているというグループでは47%を占めた。

バイデン大統領がうまく対応しているとの回答は、過半数の55%だった。

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