フロリダとテキサス、2州で新型コロナ新規感染の3分の1
(CNN) 新型コロナウイルスの流行が続く米国で、フロリダ州とテキサス州の2州で、過去1週間に報告された新規感染件数の3分の1を占めていることがわかった。ホワイトハウスのザイエンツ新型コロナ対策調整官が2日明らかにした。
新型コロナウイルスの感染は主にワクチン接種率が低い地域で報告されている。
国立衛生研究所(NIH)のコリンズ所長によれば、過去2週間で1日の罹患(りかん)率は4倍に増えた。
デルタ株の流行とワクチン接種を完了した人の割合が約49.7%でとどまるなか、新型コロナウイルスの感染件数が増加している。新型コロナウイルスがワクチン未接種の人々の間で猛威を振るい、病院は再び患者であふれつつある。
ザイエンツ氏は「ワクチン接種の対象者だが接種していない人がまだ約9000万人いる」として、ワクチン接種を呼び掛けた。
コリンズ所長は1日、CNNの取材に対し、デルタ株によって新型コロナウイルスの感染件数が急増したのは「希望の兆し」だと発言。これを機により多くの米国人がワクチンの重要性を理解したように見えると述べた。
ザイエンツ氏によれば、罹患率が最も高い州ではワクチン接種率は2倍以上となった。