駐日米大使にエマニュエル前シカゴ市長、駐中国大使はバーンズ氏

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バイデン政権が駐日大使に前シカゴ市長のラーム・エマニュエル氏を指名すると発表/Matthew Stockman/Getty Images

バイデン政権が駐日大使に前シカゴ市長のラーム・エマニュエル氏を指名すると発表/Matthew Stockman/Getty Images

(CNN) バイデン大統領は20日、駐日大使に前シカゴ市長のラーム・エマニュエル氏、駐中国大使にベテラン外交官のニコラス・バーンズ氏を指名すると発表した。

両ポストは数カ月前から人選が進んでいたが、この日の午後遅くになってようやくホワイトハウスから正式発表された。バイデン政権がアフガニスタンからの米軍撤退とイスラム主義勢力タリバーンの権力掌握という、発足以来最大の外交政策危機を迎える中での発表となった。

エマニュエル氏はシカゴ市長のほか、オバマ元大統領の首席補佐官やクリントン元大統領の上級顧問、イリノイ州選出の連邦議員を歴任した。民主党内の進歩派からは批判を受けている。

エマニュエル氏は運輸長官など、バイデン政権内のさまざまなポストへの起用が検討されていた。民主党の政治家としての実績は豊富だが、指名承認公聴会ではシカゴ市長時代に相次いだ論争が影を落とす可能性が高い。同市の犯罪率の高さや、警察による黒人少年の射殺について質問を浴びせられる可能性がある。

一方、キャリア外交官のバーンズ氏は外交政策のベテランで、民主、共和両党の大統領に仕えた経歴を持つ。中国が政策協議の中心に浮上するなか、指名が承認されれば政権内で最重要級の大使職を務めることになる。

ホワイトハウスはこの日、アフリカ連合大使などを歴任したマイケル・バトル氏を駐タンザニア大使に指名する方針も発表した。

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