米議事堂襲撃事件、乱入の女性射殺した警官がインタビュー番組出演 「数え切れぬ命救った」

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米議事堂襲撃事件で乱入した女性を射殺した警官が公の場で取材に応じた/Drew Angerer/Getty Images

米議事堂襲撃事件で乱入した女性を射殺した警官が公の場で取材に応じた/Drew Angerer/Getty Images

(CNN) 今年1月6日の米連邦議会議事堂襲撃事件で議事堂内に乱入したトランプ氏支持者の女性を射殺した議会警察のベテラン警官が26日、公の場で身元を明かし、自身の行動を弁護した。

議会警察のマイケル・バード警部補はNBCの番組でインタビューに答え、「あの日、数え切れないほどの命を救ったと理解している」「連邦議会の議員や同僚の警官、職員らは重大な危機にさらされていた。あれが私の仕事だ」と述べた。

バード氏は当時、下院議長のロビーへ続く廊下の入り口の窓を乗り越えてきたアシュリー・バビットさんの肩を撃ち、死亡させた。ロビーに近い下院議場では、議員らが避難していた。

「可能な限り待とうとした」「誰もドアから入ってこないよう祈った。だが彼らは従わず、適切な行動を取らざるを得なかった。議員たちと私自身、同僚の警官らの命を守るためだった」と、バード氏は振り返った。

司法省は4月、バード氏がバビットさんの死に関連して刑事起訴されることはないと発表。また議会警察は先週、バード氏にいかなる処分も下さないことを明らかにした。一方でバビットさんの遺族は、バード氏に対して民事訴訟を起こす考えを示唆している。

ワシントン生まれのバード氏は勤続28年。襲撃の現場では訓練で定められていた通り、群衆に向かって何度も大声で呼びかけ、議場へ進むのをやめるよう通告していた。

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