米中部大西洋沿岸、ハリケーン通過も鉄砲水や竜巻の恐れ

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米メリーランド州アナポリスで発生した竜巻の被害状況を調べる作業員ら/Drew Angerer/Getty Images

米メリーランド州アナポリスで発生した竜巻の被害状況を調べる作業員ら/Drew Angerer/Getty Images

(CNN) ハリケーン「アイダ」が米中部大西洋沿岸地域の一部に大雨を降らせた影響で、同地域は鉄砲水や竜巻などに見舞われる可能性がある。米国立気象局(NWS)は1日、ペンシルベニア州フィラデルフィアの西部からニュージャージー州北部にかけて、少なくとも5つの鉄砲水に関する緊急命令を出した。

数十件の水難救助が行われ、各地で道路が封鎖されている。

ニュージャージー州のマーフィー知事は1日夜、非常事態を宣言し、住民に対して、道路から離れ、屋内にとどまり、安全を維持するよう呼び掛けた。

鉄砲水に関する緊急命令には、州内の最大都市であるニューアークが含まれている。ペンシルベニア州の中央部や東部、ニュージャージー州での雨量は推計で約101~203ミリ。一部の孤立した地域では254ミリに達する可能性がある。

CNNの気象の専門家によれば、この地域では約127ミリの雨でもまれで、テネシー州で先週発生した鉄砲水のようなものを目撃する可能性がある。

鉄砲水に関する緊急命令は現地時間午後11時半をめどに、ニューヨーク市にも出されている。

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