殉職した22歳警官の腎臓、任務中負傷の同僚に移植 「我々は兄弟」 米

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腎臓移植手術から回復中のマーク・プリービさん/Courtesy Mark and Heather Preibe

腎臓移植手術から回復中のマーク・プリービさん/Courtesy Mark and Heather Preibe

(CNN) 警察官の職分は人々を守り、奉仕することにある。そしてある警察官は、自らの人生の限りを超えて奉仕し続けている。

米ミズーリ州のスプリングフィールド警察に21年間勤務するマーク・プリービさんは2020年6月、警察庁舎の外で容疑者が運転するスポーツ用多目的車(SUV)にひかれて、下半身がまひするけがを負った。この結果、以前から抱えていた腎臓の合併症が悪化し、移植が必要になったという。

プリービさんの話によると、家族が親戚や知人に声を掛けたり、ソーシャルメディアを用いたりして、ドナーを探し始めた。すると今月16日、電話で連絡があったという。

同州インディペンデンス警察に所属する22歳の警察官ブレイズ・マドリードエバンズさんは、前日の勤務中に銃撃を受けて致命傷を負った。マドリードエバンズさんは死亡時、入職してわずか2カ月だったという。

インディペンデンス警察がプリービさんに連絡を取ったところ、マドリードエバンズさんの腎臓がプリービさんのものと適合することが判明。プリービさんはマドリードエバンズさんと直接会ったことはなかったものの、訓練中の新人警官であることは知っていたという。

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