米新聞社襲撃、被告に仮釈放なしの終身刑
(CNN) 米メリーランド州の新聞社「キャピタル・ガゼット」が2018年に銃による襲撃を受けて5人が死亡した事件で、ジャロッド・ラモス被告に28日、終身刑が言い渡された。検察当局が明らかにした。
州検察の広報担当によれば、ラモス被告には仮釈放なしの終身刑5つ、終身刑1つ、禁錮345年が言い渡された。
ラモス被告は18年6月28日、メリーランド州アナポリスにあるキャピタル・ガゼットのオフィスに侵入して銃を発砲。職員5人が死亡したほか、2人が負傷した。今年7月の裁判でラモス被告の刑事責任が認められ、同被告による心神喪失の申し立ては退けられていた。
当局によれば、ラモス被告はキャピタル・ガゼットに対して恨みを抱いていた。裁判所文書によれば、ラモス被告は嫌がらせ行為にまつわる11年の報道に関して、記者と新聞社を12年に名誉毀損(きそん)で訴えていた。