任務中の法執行機関要員への襲撃、昨年は7.2%増 米FBI
(CNN) 米連邦捜査局(FBI)は24日までに、職務遂行中に襲われる被害を受けた法執行機関要員は昨年、6万人以上に達し前年比で7.2%増を記録したとの報告書を公表した。
このうち約3割がけがを負っていた。襲撃件数の約3分の1は警官が家庭内のもめ事やバーでのけんかなどを収束させるために出動した際に発生。逮捕を試みた時が16.1%、受刑者の輸送や拘束の維持に当たっている時が12.6%だった。
FBIは今年5月、別の報告書で勤務中に殺害された警官は昨年、93人だったとも明かしていた。うち重犯罪に絡む犠牲者数は46人。2019年を見た場合、重犯罪捜査に関連しての死者は48人で、事故の事例では41人だった。
新型コロナウイルスの感染による死亡者は含まれていない。
ただ、任務の従事で死亡した警官らの動向を調べている米非営利機関ODMPによると、警官の死因は過去2年間、新型コロナへの感染が最大の割合を示している。同機関の公式サイトによると、昨年の犠牲者は245人で、今年はこれまで233人が死亡したという。
FBIの今回の報告書は計9895の法執行機関から報告されたデータに基づく。