無名戦士の墓、ほぼ100年ぶりに一般公開 米アーリントン国立墓地
(CNN) 米ワシントン郊外のアーリントン国立墓地にある無名戦士の墓で9日、ほぼ100年ぶりに、一般の参拝者による献花が始まった。9~10日の2日間、一般の立ち入りが認められる。
無名戦士の墓は、1921年から3人の無名戦没者が埋葬され、身元不明や行方不明の米兵を象徴する墓地となっている。管理当局によると、今年は最初の埋葬から100年を迎え、96年ぶりに一般の立ち入りを認めることになった。
アーリントン国立墓地の歴史家ティム・フランク氏は9日、式典の開始に当たり、「献花の際は、この墓の意味を思い起こしてほしい。献花という行為は、ここに埋葬されている無名の3人だけでなく、我が国のために究極の犠牲を払った無名あるいは行方不明の米軍兵の追悼でもある」と語った。
式典で献花する人々=9日、米バージニア州アーリントンのアーリントン国立墓地/ALEX BRANDON/AFP/POOL/Getty Images
9日の献花式では、先住民クロウ族による儀式と祈りも行われた。