マルコムX殺害で有罪判決受けた男性2人、有罪取り消しへ 半世紀経て

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マルコムXの暗殺事件で有罪判決を受けた男性2人が、有罪を取り消される見込み/Truman Moore/The Chronicle Collection/Getty Images

マルコムXの暗殺事件で有罪判決を受けた男性2人が、有罪を取り消される見込み/Truman Moore/The Chronicle Collection/Getty Images

(CNN) 1965年に起きた米国の黒人公民権運動指導者マルコムXの暗殺事件で有罪判決を受けた男性2人が、有罪を取り消される見込みとなった。男性の弁護士らが明らかにした。

ムハンマド・アジズさん(83)とカリル・イスラムさん(故人)の弁護士らとマンハッタン地区検察が1年10カ月に及ぶ調査を行った結果、無実の証拠が見つかったという。裁判当時、検察も弁護側も提出しなかった連邦捜査局(FBI)の文書などがあるとしている。

アジズさんは当時ノーマン・3X・バトラー、イスラムさんはトーマス・15X・ジョンソンの名で知られていた。

サイラス・バンス検事は米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、「歴史の中で法執行がその責務にかなうものではなかったことが度々ある」と述べ、執行機関の誤りを謝罪した。17日にはツイッターに、弁護士らとともに有罪の取り消しに向けて動くと投稿した。

アジズさんは85年に刑務所から釈放された。イスラムさんは87年に釈放され、2009年に亡くなった。

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