干ばつに見舞われている米カリフォルニア州、今週は吹雪や豪雨の予報
(CNN) 記録的な干ばつに見舞われている米西部カリフォルニア州に、今週半ばにかけて吹雪や豪雨の予報が出ている。
米国立気象局(NWS)によると、アラスカ湾の低気圧が12日には太平洋岸北西部へ南下。14日までにカリフォルニア州南部に達する見通しだ。
同州東部を南北に走るシエラネバダ山脈の降雪量は約90~150センチ、一部では240センチを超える見通し。所により1時間に5センチ以上の大雪となる可能性がある。
最大風速約27メートルとされる吹雪で、視界が完全にさえぎられる「ホワイトアウト」が発生する事態も予想される。
雪崩や倒木、停電の恐れもある。ワシントン州シアトルのスキー場付近ではすでに11日、この低気圧の影響で雪崩が起きた。
同州沿岸部と中央部、太平洋岸北西部では豪雨となり、総雨量は少なくとも約25~76ミリ、山沿いでは14日までに約150ミリに達するとみられる。
カリフォルニア州は現在、中~南部を中心にほぼ全域で干ばつが続いている。大雪と豪雨で貯水量は改善するが、交通の混乱や鉄砲水、土砂崩れなどに十分な注意が必要だ。