元フィギュア選手を駐ベリーズ大使に、ケネディ氏は駐豪大使 米大統領が指名
(CNN) バイデン米大統領は15日、フィギュアスケートの元五輪代表選手で、長らく民主党の活動家でもあったミシェル・クワン氏を中米ベリーズの駐在大使に指名する意向を明らかにした。
またケネディ元大統領の長女で駐日大使も務めたキャロライン・ケネディ氏を駐オーストラリア大使に起用する考えを明らかにした。同氏はオバマ政権下で駐日大使を務めており、主要国で大使を務めるのは2度目となる。
今回の発表はホワイトハウスが15日、声明の形で明らかにした。今回の人事案は上院議会に送付されることになるが、大使に指名された数十人が依然として議会の承認を待っている。
CNNは今年7月、駐豪大使の最有力候補にケネディ氏の名前が挙がっていると報道。ケネディ氏はバイデン氏の長年の友人で、大統領選におけるバイデン氏の選挙活動では2020年の早い段階で支持を打ち出していた。
一方のクワン氏は、20年の大統領選でバイデン陣営の選挙運動に従事し、大使への起用を求めていた。
クワン氏は指名について光栄だとし、「もし承認されれば、私は母国に仕えることを誇りに思う」と述べた。
クワン氏はまた「ベリーズは驚くほどの歴史と文化に満ちており、米国にとっては素晴らしいパートナーだ。この度のパンデミックを終結させるため、また移住を引き起こす根本原因に取り組むため、ベリーズ政府と経済問題で協働することを楽しみにしている」と話した。