新型コロナの感染急増、日常生活に変化及ぼす水準と警鐘 米

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新型コロナウイルス感染症の患者を治療する医療従事者=2021年12月、米マサチューセッツ州/Allison Dinner/Bloomberg/Getty Images

新型コロナウイルス感染症の患者を治療する医療従事者=2021年12月、米マサチューセッツ州/Allison Dinner/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 新年を迎えた米国では、かつてない速度で新型コロナウイルス感染症が急拡大する中、多くの米国人にとって2022年の最初の月は、日常生活で変化を被る事態となる可能性があると、専門家らが警鐘を鳴らしている。

ジョンズ・ホプキンス大学の最新データによると、米国では昨年12月最後の週に1日当たりの新規症例数の7日間平均について、少なくとも4度、記録が更新された。31日には、1日の感染者数が38万6000人を超え、過去最高となったと報告されている。こうした事態はすでに同国で混乱を引き起こしている。

ニューヨーク市では都市交通局が職員の配置に関する問題に苦慮しており、地下鉄の3路線が運行停止となっている。

医療サービスは過去数度の感染拡大ですでに疲弊しているが、新たな感染者数の増加によって再び人手不足に見舞われており、すでに影響が感じ取れる状況となっている。

オハイオ州では医療施設が職員の不足に苦慮する中、マイク・デワイン知事は12月29日、州兵約1250人を配置すると発表。

同日には、感染者数の増加を受けてオハイオ州シンシナティ市消防局の職員が不足したため、市長が緊急事態を宣言。もし職員の配置問題に取り組まないままでは、初動の対応水準が「相当損なわれる」ことになるという。

休暇シーズンを通して多数の航空便がすでに、職員や乗員が病欠する中、欠航もしくは遅延を強いられている。連邦航空局は31日、新型コロナ感染症の陽性反応を示した従業員数が増加しているとし、安全性を維持するため、一部施設では交通量が制限され得ると指摘。結果として繁忙期の間に遅延を生じさせる可能性があると述べた。

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