バイデン氏、次期中央軍司令官にクリラ陸軍中将を指名 中東を管轄
ワシントン(CNN) バイデン米大統領が中東を管轄する米中央軍の司令官にマイケル・エリック・クリラ陸軍中将を指名する方針であることが分かった。複数の国防当局者の話や、議会に送付された指名書類から明らかになった。
クリラ氏は2019年前半から中央軍司令官を務めるマッケンジー大将の後任となる。マッケンジー氏の任期は今春で終わりを迎える予定。
クリラ氏の指名については米紙ウォールストリート・ジャーナルが最初に報じた。
同氏は現在、フォートブラッグ基地に拠点を置く陸軍第18空挺(くうてい)軍団の指揮官を務める。新ポストへの指名が承認されれば階級は大将に昇進する。
指名承認された場合、クリラ氏は国防総省が昨年夏の混乱したアフガニスタン撤退の影響にいまだ苦慮し、またイランへの警戒を保つなかで中央軍の指揮を引き継ぐことになる。
クリラ氏は05年、イラクでの銃撃戦で重傷を負った。オバマ、トランプ両政権ではボテル中央軍司令官の参謀トップを務めた。
オバマ政権時代には統合特殊作戦コマンドの作戦部長などを務めたこともある。それ以前は軍の要職を歴任した後、第82空挺師団の指揮官を2年間務めていた。