米FDA、50歳以上の希望者に4回目接種を承認へ

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米食品医薬品局(FDA)が新型コロナウイルスワクチンの4回目接種について、50歳を超える成人を対象に承認する見通しとなった/Joseph Prezioso/AFP/Getty Images

米食品医薬品局(FDA)が新型コロナウイルスワクチンの4回目接種について、50歳を超える成人を対象に承認する見通しとなった/Joseph Prezioso/AFP/Getty Images

(CNN) 米食品医薬品局(FDA)は新型コロナウイルスワクチンの4回目接種について、今後1週間のうちにも50歳を超える成人を対象に承認する見通しとなった。

事情に詳しい関係者2人の話によれば、米ファイザー、モデルナ両社のワクチン接種が承認される。

関係者の1人が匿名でCNNに語ったところによると、米疾病対策センター(CDC)はこれを受け、正式に推奨はしないものの希望者への接種を認める勧告を出すとみられる。

承認予定の詳細は、米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報じた。

これまでワクチン接種に関し、データを検討して推奨するかどうかを勧告してきたFDAとCDCの諮問委員会は省略される。

FDAの諮問委員会を率いるエリック・トポル博士はCNNへのメールで、来月6日に予定される会合の前に50歳以上を対象とした承認が決まるだろうと述べた。

FDAの予定は聞いているとしたうえで、イスラエルのデータから、60歳以上への4回目接種で重症化予防の効果が確認されていると指摘。これを拡大し、3回目接種ではっきりと効果が出ている50歳以上を対象とするのは妥当な判断との見解を示した。

米国では現在、免疫不全患者に限り4回目の接種が認められている。トポル氏によれば、現在でも薬局の窓口で免疫不全と申告すれば、だれでも4回目の接種を受けられる状況だという。

一方で同諮問委員会の一部メンバーからは、4回目接種の効果については高齢者の短期的なデータしかないことを指摘し、承認の根拠が不十分だと主張する声も上がっている。

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