バイデン氏、ウクライナを訪問するかは「分からない」
(CNN) バイデン米大統領は19日、東部ニューハンプシャー州ポーツマスで記者団に対し、ウクライナを訪問するかどうかは分からないと述べた。
バイデン氏はインフラに関する発言の後、記者団に対し「分からないというのが答えだ」と返答。そのうえで「私は以前に何度もウクライナを訪れたことがある。最近は訪問していないだけだ」「(訪問回数は)他の誰よりも多い。ラーダ(ウクライナ議会)で2度演説したことがあるのは私だけだ」と語った。
これより前、ホワイトハウスのサキ報道官は大統領のウクライナ訪問の予定はないとしたうえで、もし訪問の予定があったとしても、安全保障上の懸念から事前に公表する可能性は低いと述べていた。
バイデン氏は14日、政府高官をウクライナに派遣すべきかどうかはまだチームと協議中だと明らかにした。派遣が実現した場合、ロシアの攻撃にさらされるウクライナへの大きな支援表明となる。
ロシアがウクライナ首都キーウ(キエフ)の周辺地域から撤退して以来、欧米の首脳の間では支援表明のためにキーウを訪れる動きが相次いでいる。英国のジョンソン首相も今月、キーウを電撃訪問した。