いじめに遭い、馬鹿にされ、孤立した男子生徒――21人を射殺した18歳容疑者の素顔
テキサス州のアボット知事の25日の記者会見によると、ラモス容疑者は小学校を銃撃する前に祖母を自宅で銃撃し、現場から逃走。車で小学校へ向かう途中で事故を起こし、ライフル銃1丁とバックパックを持ち、弾薬を入れた防弾チョッキを着て裏口から小学校に侵入した。
学校警官はラモス容疑者を阻止しようとしたが、発砲はせず、ラモス容疑者は教室に立てこもって、中にいた児童19人と教員2人全員を射殺した。
容疑者のことを知る同級生などはほとんどが、ラモス容疑者は人との付き合いがほとんどなく、孤立していたと証言する。
テキサス州公衆安全局によると、ラモス容疑者は地元の高校に通い、祖父母と暮らしていた。友人はなく、犯罪歴も、ギャング集団との関係もなかった。
日中は近くにあるファストフード店のウェンディーズでアルバイトをしていたといい、「物静かであまりしゃべらないタイプだった。他の従業員との付き合いもなかった」「ただ働いて、給与をもらうだけだった」と同店のマネジャーは話す。
元同級生はラモス容疑者について「ひどいいじめを受け、さんざんからかわれていた」と証言。着ている衣類のことや、家庭の経済状況のことで馬鹿にされ、「実際のところ、学校銃撃犯とか呼ばれていた」と振り返った。