米LA近郊の国有林、火災が20倍の規模に 住民に避難指示
(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のエンゼルス国有林で発生した火災が急激に拡大し、近隣住民に避難指示が出ている。
火災情報サイト「インシウェブ」によると、火災は11日夜に発生。12日午前の約14ヘクタールから午後には約314ヘクタールと、約20倍の規模に広がった。
出火原因は不明。鎮火率は5%にとどまっている。
当局者らが近隣住民の家を戸別訪問し、避難の指示を出しているという。
このほかに避難勧告が出ている地区や、幹線道路が通行止めとなった区間がある。
現場の国有林は、ロサンゼルスから約37キロ。公式サイトによると、米国内で最も乾燥し、火災が起きやすい地域のひとつに数えられる。
エンゼルス国有林を担当する米森林局の防火責任者は先週、カリフォルニア南部の火災シーズンは6月末から秋にかけての時期とされてきたが、今では年間を通して火災がみられるようになったと指摘。この夏に向けて注意を促していた。
ニューメキシコ州では、先月から続く森林火災が同州史上2番目の規模に拡大している。