5歳男児、自宅前で車内に放置され死亡 米テキサス州
(CNN) 米テキサス州ヒューストンで20日、自宅の前で車内に置き去りにされた5歳の男児が死亡した。同市はこの日、記録的な暑さに見舞われていた。
地元捜査当局者がCNNに語ったところによると、母親は男児と8歳の娘を乗せて自宅に到着した後、男児だけを残して家に入り、娘の誕生パーティーの準備をしていた。
母親は2~3時間後になって男児がまだ車内にいることに気づいた。緊急対応チームが駆け付け、現場で男児の死亡を確認した。
母親が罪に問われるかどうかは今のところ不明。
ヒューストンでは同日、郊外のホビー空港で38.3度を記録する暑さとなっていた。
男児はシートベルトの外し方を知っていて、ドアにチャイルドロックのようなものはかかっていなかった。ただ、この車はレンタカーだったため、なじみがなかったとみられる。
米NPO「全米安全評議会(NSC)」によると、車内に放置されて熱中症で死亡する15歳未満の子どもは、毎年平均38人に上る。米高速道路交通安全局(NHTSA)によれば、子どもの体温は非常に上がりやすく、41.7度に達すると死に至る恐れがある。