ライフル突き付けた強盗男、80歳店主が散弾銃で撃退 米カリフォルニア州
(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルス地域のコンビニエンスストアで、ライフル銃を構えて強盗に押し入った男を、80歳の店主が銃撃して撃退する出来事があった。
同州リバーサイド郡保安官事務所によると、7月31日午前2時47分ごろ、強盗未遂の通報を受けて警官が店に駆け付けた。
CNNは事件の瞬間をとらえた防犯カメラの映像を入手。店に押し入った男がライフル銃を構えてカウンターの向こうにいた店主に銃口を向けたところ、店主がこの男を銃撃した。男は悲鳴を上げて店から飛び出している。
保安官事務所によると、店主は散弾銃を1発撃ち、容疑者は逃走した。「合法的に武装した市民が凶悪犯罪を防ぎ、複数の武装した容疑者を相手にしながら自らの安全を守った」と同事務所はコメントしている。
店主はCNNの取材に応じ、武装した男が店に近付いてくるのが見えたと話している。
店の外の防犯カメラは、銃を持った別の男が止めてあった車から出て店に向かおうとしたところで、負傷した容疑者が「腕を吹き飛ばされた」と叫びながら走ってきて車に乗り込む様子をとらえていた。
当局によると、散弾銃で撃たれたと思われるけがをした男が、その後カリフォルニア州南部の病院で見つかった。重傷を負って今も入院しているが、容体は安定しているという。保安官事務所は、男が治療を受けた後に勾留する方針。
車の中にいた残る3人は、強盗や共謀の容疑で逮捕された。車は盗難車で、車内からは盗まれた銃が複数見つかった。
リバーサイド郡地区検察によると、容疑者らは8月3日に裁判所に出廷し、無罪を主張した。