「絶望と怒り」の日々 米独立記念日の銃乱射で下半身不随の男児
(CNN) 米独立記念日の先月4日、米中西部イリノイ州シカゴ北郊のハイランドパークで起きた銃乱射事件でパレード参加中に撃たれ、腰から下がまひ状態になった男児は、今も「絶望と悲しみ、怒り」の中にいる。
同事件では犯人の男が建物の屋上から群衆に向かって銃を乱射。7人が死亡し、数十人が負傷した。
クーパー・ロバーツ君(8)は一命を取り留めたが、その先に待っていたのは終わりの見えない痛みとリハビリの毎日だった。
ロバーツ君は事件の前まで、いつも元気に走り回り、サッカーや野球、フットボールなどのスポーツと自転車が大好きな男の子だったという。
家族は16日の経過報告で、銃撃がもたらした「幾重にも重なる残酷さ」を語り、「ほとんどの人たちは、こんな大けがをした後の苦しい経過を目にすることなどない」と述べた。
クーパー君はこれまでに何度も手術を受けた。担当医らは臓器の修復と感染防止に力を尽くしてきた。