ロサンゼルス市議会議長、人種差別発言の音声リークで議長職辞任

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人種差別発言の音声が漏洩し、LA市議会の議長職を辞任したヌリー・マルティネス氏/Irfan Khan/Los Angeles Times/Getty Images

人種差別発言の音声が漏洩し、LA市議会の議長職を辞任したヌリー・マルティネス氏/Irfan Khan/Los Angeles Times/Getty Images

(CNN) 米ロサンゼルス市議会のヌリー・マルティネス議長が、同僚議員とその黒人の子どもに対する人種差別的発言を収録した音声がリークされたことを受け、議長職を辞任した。

マルティネス氏は、「私は自分の発言の責任を取る。そうした発言について言い訳はできない」「申し訳ない」との声明を発表した。同氏は即日、議長職を辞任したが、議員にはとどまっている。

問題の発言を収録した音声は、掲示板サイトのレディットに匿名で投稿され、ロサンゼルス・タイムズ紙が入手した。同紙によると、音声はマルティネス議員とギル・セディーロ議員、ケビン・デレオン議員らが交わした会話を収録したもので、話が同僚のマイク・ボニン議員(白人)のことに及ぶと、マルティネス氏は「ボニンは自分をf**king黒人だと思っている」と汚い言葉を使ってののしった。

タイムズ紙によると、マルティネス氏は、ボニン議員がキング牧師の日のパレードに息子と一緒に山車に乗って登場し、「幼い黒人の息子をまるでアクセサリーのように扱った」と発言していた。父のフェイスブックの投稿によると、ボニン議員の息子は8歳だった。

マルティネス氏はさらに、ボニン議員の子どもを「サルみたい」と言ったとされる。

マルティネス氏は、ボニン議員の息子がパレードの最中に山車のレールからぶら下がる悪さをしていたと主張。「彼らは息子を白人の子どものように育てている」「この子はお仕置きが必要だ。私が向こうに連れて行って立ち直らせる」と発言していた。

この会話が交わされたのは2021年10月だったとされ、11月8日のロサンゼルス市長選と市議会選を数週間後に控えていた。

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